プラスチック・樹脂は劣化しないものはない 住宅の耐久性シリーズ第4弾

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住宅の耐久性シリーズ第4弾をお送りします。
建物を長く持たせるにはどうすれば良いか?
また、どのような素材を使って、どのような工法にすると、長持ちするのでしょうか?
など、流行りの住宅を作る前に大前提を知っておかないと損をする内容です。

■最近、SDGsとして地球環境のことで温室効果ガス削減で、レジ袋を有料化したり、石油製品をできるだけ減らしていこうという動きが出てる
■石油から作られるアクリルやビニール、ポリ〇〇や化学接着剤などをまとめてプラスチックや合成樹脂という
■プラスチック製品が住宅を建てる時に使用する建材の中で大半を占めている
■プラスチックは原材料が金属に比べ安い
■プラスチック単体で放置しておくと、すぐ劣化するので添加剤を混入している
■酸化防止剤、紫外線吸収剤・光安定剤、難燃剤、防水剤など
■劣化する理由は太陽光(紫外線)、水(湿気)、熱、酸素、遷移金属、疲労劣化と色々ある
■加水分解というのは、どんな現象なのか、わかりやすく説明
■特に日本は湿度の多い国、乾燥地帯では無いということ

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木vsコンクリート どっちが長生き?短命? 住宅の耐久性シリーズ第2弾

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住宅の耐久性シリーズ第2弾をお送りします。
建物を長く持たせるにはどうすれば良いか?
また、どのような素材を使って、どのような工法にすると、長持ちするのでしょうか?
など、流行りの住宅を作る前に大前提を知っておかないと損をする内容を何回かに分けてお伝えしたいと思います。
■多くの人はコンクリートは、とても長持ちするものだと思ってる
■コンクリートは、セメントと砂と石と水からできている。
■セメントはアルカリ性、コンクリートはアルカリ性
■空気の中に炭酸ガス(二酸化炭素)や酸性雨があたると中性化する
■コンクリートの寿命が◯◯年
■法隆寺は世界最古の木造建築で、1300年以上
■日本の現代の住宅は全く長持ちしません
■東北の海岸線に防潮堤が何百キロという長さで、作られているが、何年持つの?

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炭はなぜ腐らない?炭と灰のちがい 住宅の耐久性シリーズ

今回から住宅の耐久性シリーズをお送りします。
建物を長く持たせるにはどうすれば良いか?
また、どのような素材を使って、どのような工法にすると、長持ちするのでしょうか?
など、流行りの住宅を作る前に大前提を知っておかないと損をする内容を何回かに分けてお伝えしたいと思います。

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■灰が身体に悪いものと頭の中で思っていませんか?
■木の成分は、セルロースという繊維とリグニン、テルペン類、芳香族などの抽出成分、微量のミネラルからなる。
■木に火をつけると水分が出て、テルペン類(油分)が揮発、可燃ガスに引火して、酸素と結びついて、炎を出す。
■燃える時は、一酸化炭素や二酸化炭素、メタンガスや水素(木ガス)と木タール(油分)、木材由来の有機酸、ホルムアルデヒドやフェノールの木酢液(水分)が出ます。
■目がしみる成分が木酢液の中のホルムアルデヒド、フェノールの成分
■木は、海の水と池の水とでは、どちらが腐りにくいでしょうか?
■古民家の外壁には炭化した板を貼っていた。
■ビルの建て替えの時に、長い年月が経ってからその木杭を引き抜いても腐っていない。
■どうして炭化させると腐らないのでしょうか?
■木は炭化を過ぎて、完全に焼けてしまうと、灰だけが残る。
■炭でできた断熱材っていうと、炭化コルクっていうのがある。

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火事の死亡原因は実は一酸化炭素では無かった?! もっと怖い毒ガス

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年末年始、寒くなると、外は空気が乾燥して火事のニュースが多くなりますよね。
じゃ、燃え広がると毒ガスが出るっていうことも知ってますよね?
では、どんなガスが出てるかって聞かれると・・・

■火事が起こったとしても一酸化炭素は確かに出ています
■実はもっと危険な◯◯ガスが出てる
■火事が起きた時のことを頭の中で想像して酸素が無くなる頃といえば?

■室内の大きい面積を占めている=壁や床、天井、家具、カーテン、扉など
■一番面積を占めているものが、実はウレタンと塩化ビニール(塩ビ)
■建築基準法には耐火や防火の規定はあっても、燃焼ガスの規定がない
■ポリ塩化ビニール(PVC)が燃焼すると、ダイオキシン類が発生します

■新建材が流行る中、古来からある漆喰(しっくい)は、原料が石灰岩からできているため、バーナーで炙っても燃えませんし、有毒ガスも出ません。
■今回お話した内容はオーガニックストーリーというフリーペーパーに一面記事として掲載していただいてます。これは関西しかありませんが、関西のオーガニックショップなどで置かれていますので、お近くの方は無料ですので、是非お求め下さい。

【自然素材の使い方を学ぼう~衣食住健康のために】

#オーガニック #無添加住宅 #むてんかスタイルふくろや #毒ガス #しっくい #リノベーション #無添加 #DIY #リフォーム #アレルギー

「無添加実験室」~ホルムアルデヒドを食べてみたら、こんな味だった!無添加住宅開発者【特別講座】第5回

「無添加実験室」~ホルムアルデヒドを食べてみたら、こんな味だった!無添加住宅開発者【特別講座】第5回
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無添加住宅の開発者・秋田憲司氏が語る無添加住宅の基礎となる建築講座、建築材料実験編です。
第5回は、しっくいや無垢材、柿渋、ニカワといった無添加建材を実験することで自然素材のメリット・デメリットをわかりやすくお話します。
■建築基準法で規制されているはずのホルムアルデヒドですが、その塊を実際食べてみることにしました。その味は!?
■漆喰の原料ではある生石灰を水との水和反応実験すると、とんでもない結果に!
■無垢の木がへこんだ場合の修復がこんなに簡単だった
■天然の接着剤が木工用ボンドより早く固まって、瞬間接着剤の役割を果たす

【自然素材の使い方を学ぼう~衣食住健康のために】
#ホルムアルデヒドは安全 #化学実験 #無垢材 #むてんかスタイルふくろや #健康住宅 #自然素材 #無添加住宅 #漆喰 #リフォーム #工務店
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動画の中でのポイント位置
●0:15付近 生石灰水和反応実験
●1:42付近 柿渋、撥水実験
●2:58付近 ニカワ接着実験
●3:58付近 ホルムアルデヒドの塊とは?
●6:55付近 無垢の木へこみ傷修復実験
●7:48付近 柿渋・タンパク質吸着実験
●9:44付近 ウッドデッキ材枕水実験

#ホルムアルデヒドは安全 #化学実験 #無垢材 #むてんかスタイルふくろや #健康住宅 #自然素材 #無添加住宅 #漆喰 #リフォーム #工務店 #秋田憲司 #建築講座 #開発者
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「最近の日本の家はなぜ25年しか持たないのか?」(しっくい燃焼実験)無添加住宅開発者【特別講座】第4回

「最近の日本の家はなぜ25年しか持たないのか?」(しっくい燃焼実験)無添加住宅開発者【特別講座】第4回

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無添加住宅の開発者・秋田憲司氏が語る無添加住宅の基礎となる建築講座です。
第4回は、日本の最近の住宅ほど長持ちしない理由と欧米では長持ちしてリフォームして住み続けるお話をします。

■日本の家はどうして短命(耐久性が低い)なのか?普通では考えられない理由だった・・・
■欧米では屋根には天然石が一般的で、日本はその偽物を使っている
■漆喰をバーナーで燃やしても燃えないという実験をします
■石が長持ちするかしないかは色んな薬品に浸けてみてわかる

【自然素材の使い方を学ぼう~衣食住健康のために】
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動画の中でのポイント位置
●0:24付近 日本の家は長持ちしない(耐久性が低い)ことについて
●3:06付近 品確法という基準について
●6:02付近 漆喰の燃焼実験
●8:10付近 粘板岩や御影石、石英などの天然石を使う理由と長持ちする見分け方

次回 第5回 「無添加実験室」~ホルムアルデヒドを食べてみる~をお送りいたします。
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オーガニックストーリーNo.20号 が発刊されました

オーガニックストーリーNo.20号 が発刊されました。
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今回も前回に引き続き、コラムを書かせていただきました。

「火事の死亡原因の多くが実は一酸化炭素ではなかった?!」というタイトルです。

この新聞は京阪神のオーガニックショップ指定店のほか、当社ショールームでも設置しております。

届けたかったあの人に・・・

しっくい代でエアコン代を節約。ビニールクロスの部屋は高い!

自然素材の使い方を学ぼうで省エネシリーズ第2弾

「しっくい代でエアコン代を節約。ビニールクロスの部屋は高い!」


前回は初めてYOUTUBEデビューしましたが、いろいろな貴重なご意見いただきました。とても参考になりました。ありがとうございました。

■室内にしっくいを塗るとエアコン代が安くつくのはどうしてか?
 外壁の際は、遮熱。室内の場合は蓄熱と輻射。

■ビニールクロス VS しっくいのエアコン代の比較。
石油製品で省エネする家づくりがどうしてそんなに多いの?何か不思議に思いませんか?

■蓄熱・熱容量については下記に掲載しています
https://mutenkastyle.jp/SumaiSenaka/netu/IshideChikunetu.html
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動画の中でのポイント位置
●1分32秒付近 蓄熱について
●3分付近 石がどうして蓄熱する容量が大きいか?
●4分9秒付近 しっくいvsビニールクロス 温度と湿度対決
●5分22秒付近 【重要ポイント】エアコン代が16%差が出る
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YOU TUBE はじまりました!【むてんかスタイルYouTube】

YOU TUBE はじまりました!【むてんかスタイルYouTube】

第1回 「自然素材で遮熱できる。石油製品で省エネは気をつけろ!」

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初回なのに少し長くなってしまいましたが・・・
チャンネル登録をぜひお願いします!
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過去に少しだけUPしたことはありましたが、本格的には初めてです。
自分で何もかもするって、大変ですね~

YouTuberの方々の苦労がわかります。
第1回は、突っ込みどころ満載です。いろいろ感想聞かせてください。次につなげます。

無添加住宅バンドール2000 天然石の屋根

無添加住宅バンドール2000 天然石の屋根
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無添加住宅の場合、標準で天然石の屋根となります。
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これはブラジル産の粘板岩の玄昌石で、ヨーロッパではよく葺かれています。国内では宮城県雄勝で採掘され、東京駅舎や大阪中之島中央公会堂の屋根に葺かれています。
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この石屋根はステンレスのフックで引っ掛けていて、夏には石の裏にそよ風が入り、屋根裏へも熱が伝わりにくい特許工法を採用しており、クールーフと名付けています。
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さらに粘土を焼いている日本瓦は耐久年数は50年ほどですが、この石屋根は天然石なので100年以上持ち、重さも瓦の2/3程度です。

屋根裏部屋が暑くない

当社独自の工法により、屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで、従来の屋根以上の涼しさを実現。

無風状態では差がほとんど見られませんでいたが、約2.5m/secでは屋根表面までも大きな温度差が確認されました。
※下記の晴天時の屋根の上では平均風速2.5mです。なお、この数値は数カ所測定値のもっとも高温値を表したものです。


石だけど軽い

広い面積の石を、独自の引っ掛け工法で葺くので、重ねしろが少なく、現在普及している平瓦に比べ、約30%も軽く葺くことができます。そのため屋根が重くならないので、地震時の揺れ等に対しても、構造躯体に負担がかかりません。

環境・エコロジー・健康

天然石ですので生産は無公害。アスベストなどの飛散物質も全くなく、生産にあたって二酸化炭素を排出しません。また、引っ掛けなので石に傷を付けることなく、再利用が簡単にできます。

なめても大丈夫なホウ酸でシロアリ半永久的追放

なめても大丈夫なホウ酸でシロアリ半永久的追放。
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国内のほとんどのシロアリ予防は当然なめれないし、効力は5年しか効きません。それは防蟻業界の仕事を守るため。
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無添加住宅バンドール2000ではボロンでガード工法という無機物のホウ酸塩処理をするので、永久的に分解されません。
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標準は基礎から1mまでですが、2階の梁などの構造材まで塗布しています。最近猛威をふるうアメリカカンザイシロアリは飛来して2階からやって来る場合もあります。

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あと屋根の防水はゴムアスファルトでは無く、湿度が呼吸できて、しかも夏の熱を遮熱する遮熱透湿防水シートを採用しています。

屋根裏の板は合板を使っていないので、蒸れて腐ることは無いですが、透湿することによってさらに蒸れない状況を作ります。

合板は雨に濡れると・・・接着剤が剥がれる

合板は雨に濡れると・・・接着剤が剥がれる
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木造が上棟した場合、量産メーカーなどのごく一般的な家は雨が降ると大変なことになるので、急いで防水シートまで施工するか、雨よけシートを被せないといけない。
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これは・・・屋根の野地板や床の下地に合板を使用しているためです。
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写真のものは、仮設の足場用に敷いていた合板ですが、たった1日の雨でこのように接着剤がはがれ、ブヨブヨになっています。
無添加住宅の場合、合板を使わないので、雨に濡れても心配ありません。むしろ構造体が雨に打たれた方が一旦より膨張し、変形しようとする力が働き、各々の部材が強固になる。

無添加住宅バンドール2000 アルミ製の制振ダンパー

無添加住宅バンドール2000
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屋根の野地板には30mmの分厚い杉足場板グリーン材を採用しています。
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また、筋交いの一部にアルミ製の制振ダンパー「ブレースリー」を採用しています。
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これは通常、制振ダンパーはゴムや油圧式のものがありますが、耐久性を考えると、アルミの方が長持ちするためです。地震対策は耐震より制振が良い。耐震を高めすぎると、倒壊することも・・・要注意です。
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無添加住宅バンドール2000 逆スラブ基礎・断熱

無添加住宅バンドール2000 逆スラブ基礎・断熱
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通常は基礎の立上りの腰壁があるのですが、この基礎はそれが無い分、全体的に地面より上に上がっています。

しかし、柱や壁のくる位置には、基礎が大きく地中に張り出しているので、地盤面としっかりくいついている状態になります。

また、床下空間が無くなるので、地熱を直接コンクリートが伝えることになるので、冬は暖かく、夏は涼しい快適な空間になります。
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この白いのはパフォームガードというシロアリにも食べられないホウ酸入りの断熱材で、継ぎ目や設備配管の貫通部にはボレイトシールというホウ酸入りのコーキング剤を充填し、シロアリの侵入を防止します。
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一般的なベタ基礎と逆スラブ基礎にした場合とに比較した地中の温度変化の様子です。


明治の初め、北海道・アイヌの人々の生活の知恵として、家をつくる時に床は作らず、土間にそのまま萱など草をたくさん敷いて寝るということがあった。それで冬の寒さをしのぐというのです。それを学んだ入植農家たちは床板を張らない家をつくり、土間に草を敷き詰めてそこに寝た。内地とは全く違った厳しい寒さだったが、地温に加えて敷き草も温かく、それで何とか冬を越せた。

一方、武士の入植者は身分の違うアイヌと仲良くなるどころか軽蔑していた。当然のことながら、土間にそのまま寝るなどというのは野蛮な土民のすることだと内地にいた時と同様に床板を張った家を建てた。そして冬を迎えた。ところが寒い。むしろを敷こうと何であろうと、床下から床板の隙間を通って入ってくる冷たい外気、床板に直接伝わる氷点下何十℃の外気温、布団に入っても温まるのは容易ではない。それで子どもをはじめ弱いものから病気になり、死んでいったという。
~東北大学名誉教授(農学博士) 酒井惇一氏 「随想・東北農業の七十五年」より一部転載



普通の民家では、土間から板敷きの間に上がる形が多いのですが、土間に茅束を敷き、その上にゴザを敷いた所にいろりがあり、これを「イドコ(土座)」といい、甲府盆地のほか、東北・中部・北陸に見られます。

現在ではほとんどの家づくりが床下空間をつくっています。この床下空間の温度は基本的に外気温とほぼ同じになっています。これは、基礎のコンクリートと外壁との間に風を通すための隙間を設けているためで、床下の湿気を通風することで防いでいます。

しかし、湿度の高い床下(地域)には、隙間を設けただけでは乾燥してくれず、当然ながら炭を床下に敷き詰めてもほぼ意味はありません。本来なら弥生時代の高床式のように完全に外から床下が見える開放的なものが必要になります。



地中熱エネルギーは、その深度によって影響を受けることが全国地中温度記録データから判明してきました。上の図は大阪での冬(1月)の地中熱の推移を表したもので、一般的な基礎と逆スラブ基礎の場合とで、地中熱の伝わり方が変わる様子がわかります。

一般的な基礎の場合、床下に空間があるため、家の生活温度がほとんど地中に蓄熱されませんが、逆スラブ基礎の場合は、床に断熱を施していないため、コンクリートに蓄熱し、さらに長い時間かけて地中にも蓄熱していき、エネルギーが保存されます。

来週は待望の上棟です。

無添加住宅バンドール2000 基礎コンクリート工事

無添加住宅バンドール2000 基礎コンクリート工事
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先日、第3者機関のハウスジーメンに鉄筋の配筋検査を実施して頂き、指摘事項はとくに無く、合格いたしました。
その後、コンクリートの打設を行いました。
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今回の基礎は逆スラブ基礎という形式。
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ちなみにコンクリートが体に悪いのでは?と勘違いされている方が多いのですが、コンクリートとは・・・砂とセメントと石を混ぜたもので、セメントは石灰岩と粘土を焼いて混ぜたものです。ですので、自然素材だけなんです。

超低温乾燥材「e-BIO」

超低温乾燥材「e-BIO」
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今日は京都の亀岡市にある+e.wood三浦製材さんへ
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昔は建物の構造材と言えば、天然乾燥材が当たり前でした。
1年もずっと放置して自然に乾燥するまでとても時間がかかりました。
また表面割れも起こります。
それが、海外からの技術が入ってきて、高温で乾燥させるため短期間で効率よく、また外から見ても割れて来ない。
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高温乾燥はKD材といって窯に入れて高温で乾燥させます。
いわゆる電子レンジでチンした木というのがわかりやすい。
これは、木の細胞を破壊してしまい、この時点で木は呼吸を終え、本来の調湿機能や香りを失ってしまいます。
また有機酸も放出してしまうので昔から建っている木造のように長持ちしなくなります。
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しかし日本の今の住宅はほとんどが高温乾燥材で建てられています。
ヒノキや杉のように本来腐りにくい木でも高温乾燥させてしまうと、数年後に腐食してキノコが生えてくるということもあります。
また、表面は割れていないように見えても木の内部が割れているので、気付きません。
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超低温乾燥材e-BIOでは、天然乾燥のように長期間待つことも無く、この3月に上棟する予定のお宅では、このe-BIOを採用する予定で、現在準備を取りかかっています。

無添加な地盤補強

無添加な地盤補強
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地盤調査の結果、少し地盤を補強する必要があり、一般的にはセメントミルクと土を混ぜた杭を打つのですが、六価クロムが流出し、地下水にも影響を与える恐れがあるので、今回は天然石を杭の中に充填して締め固めるハイスピード工法を採用しています。
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さらに地震時の液状化に対してや万一次の建物を建てる時にも地中障害物にもならないということで、地中に無添加な工法になります。
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地盤保証は30年のオーガニック保証というのが付きます。

知っ得!後悔しないための「家づくり勉強会」11/24(日)の開催日が近づいてきました

知っ得!後悔しないための「家づくり勉強会」。
11/24(日)の開催日が近づいてきましたが、まだ若干名、空いておりますので、ご参加希望の方は必ず、インターネットかお電話にてお申込みください。
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当日はあまり聞いたことが無いお話を10個いたします。
その1つ、「なぜ、耐震を高めすぎると、地震に弱くなるのか」
みなさんは、新聞やテレビなどで大地震のために色々な報道を見て来ていると思います。大きな地震が来る前に備えます。備えることは大事です。しかし、単純に耐震を高めれば大丈夫と思っている方がほとんどなのです。
・大事なのは、耐震とは何か? 何のためにあるのか?
・自分たちの住んでいるほとんどが木造で、その木造って何なのか?
・日本の気候の特長である「湿気」。これがどれだけ地震に影響しているか。
・部材を強く強くしていくと、弱い部分に負担がかかることに気が付いていない。
まだまだたくさんありますが・・・

【持続可能な素材シリーズ3 古民家再生は知識が無いと劣化する】

【持続可能な素材シリーズ3 古民家再生は知識が無いと劣化する】

最近特に空き家が目立ってきています。政府調査でも平成26年時点で全国で820万戸、このまま放っておけば、平成30年予想では1076万戸、平成45年には2147万戸と言われています。

これらを有効活用しようと、空き家再生の工事をされたり、ご自分でDIYされたりと、また老朽化しているから解体する方と、様々ですが、結構、イメージで判断している方も多いようです。
 
外観から見て明らかに腐っているのが見えるのは、判断できますが、壁が少し崩れているくらいで判断は禁物です。床下を見て足元が腐っていない、シロアリの被害が無いとまだまだ可能性はあります。しかしこれは、あくまでも見える部分です。恐ろしいのは見えない部分。
 
昭和初期のような柱が現れている造りを真壁(しんかべ)といいますが、こちらはよく見えていいですが、もっと最近の昭和40年代くらいからは、柱を隠すような造りの大壁(おおかべ)に変わってきました。隠れていると、腐っているところが見えないので、要注意です。かといって真壁造りでも、リフォームしてしまっている家が多いので、こちらも要注意です。
 
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リフォームする際は、理由として多いのが、水廻りが古くなってきたとか、冬寒いから、雨漏りしているなどが多いです。そうすると、水が漏れないように石油製品で気密を上げたり、防水したり、寒さもすきま風を遮るのに気密を上げます。要するに、今まで壁が呼吸していたのに、呼吸をさまたげてしまうのです。
 
そうすると、リフォーム直後は良いです。その後、時間が経つにつれて、じわじわと小さなすき間がまた空いてきます。そこから湿気は侵入します。しかし、全体がコーティングされて防水されてますので、一旦入った湿気は、柱や梁の構造体に染み込み、すき間からはうまく出てくれません。さらに壁の中に潜んでいる木材腐朽菌が湿気というエサが入ってきてくれたので、どんどん木を食べ始めます。
 
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プロでもやってしまう工務店の工事として・・・
・しっくいなどの外壁に塗料を塗ってしまう
・古い木に油性や防腐塗料で塗ってしまう
・壁と柱のすき間がある壁に壁をかくし、ビニールクロスを貼ってしまう
・耐震といいつつ、壁や床全体を合板で覆ってしまう
・土壁の上に樹脂の入った珪藻土やしっくいを塗ってしまう
 
こういうことは、よくよくやってしまいます。なにせ理由が長持ちさせるためじゃなく、寒さのためとか、防水のためって言ってしまうから、そうなってしまうんです。でもプロでも知識の無い方はとても多いです。建築の法律では無いのですから・・・
 
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古民家再生のプロがリフォームした建物で、玄関先にある庇を支えている柱は、よく雨に当たりますよね、これを防腐塗装してしまったわけです。すると、数年は雨をはじいて良いですが、年々、小さなすき間が空き出し、そこから湿気が侵入しますが、全体を防腐塗料で覆われているので、湿気はすんなり出てくれません。やがて中から腐り始めてきます。こんな実例を聞いたことがあります。
 
最新の建材や高機能のもの、素人でも使いやすいものは特に疑わないといけません。長持ちするという目的ではありませんので・・・
(写真は一部ネットよりご拝借)
 
#古民家再生 #DIY #空き家 #耐久性 #持続可能

【持続可能な素材シリーズ2 炭と灰のちがい 炭は腐らない】

【持続可能な素材シリーズ2 炭と灰のちがい 炭は腐らない】

・木を燃やすと、初めは木の中の燃焼ガスが出てきて、やがてそのガスに引火し、炭になって、やがて灰になりますよね。化学で言うと、炭は炭素なので「C」で、ダイヤモンドもそうなんです。炭は炎をあげずに燃えますが、酸素とくっついて、二酸化炭素に生まれ変わって、どこかへ飛んでしまいます。

木を燃やす時に酸素が無ければ、炎をあげずに炭になっていきます。例えば、木にヤニが出てきますが、このヤニは油分なので、木を燃やすとこのヤニが溶けて燃焼ガスに変わります。
 
最後に残るのが、灰です。これ以上燃えない物といえば、鉱物。いわゆるミネラルですね。主にカリウム、カルシウム、マグネシウムが残ります。食べ物に灰がつくと汚いイメージがありますが、全くそうでは無いんです。ミネラルたっぷりの食べ物に変身しますよ(笑)
 
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ちなみに食べ物で、炭に焦げると発がん性があるのでは?と聞きますが、それは動物性の物がほとんどで、植物性の焦げは発がん性はありません。なので、コーヒーなどは発がん性はありません。
 
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また、炭はカロリーが無いので、虫や菌は自分の得にならないので、食べません。ということは、腐食しないということです。昔の家の外壁が焼いた杉板なのは、腐りにくいからです。壁の中に炭化コルクを断熱材として使用しても、壁の中は腐らないのです。
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池の水辺ちかくに杭を打っていますが、何もせずに杭を打つと当然、腐ってきますが、あれは焼いて焦がしているので、腐りにくいというわけです。広島の宮島にある海の中にある鳥居は、海水なので塩分のおかげで木が腐らないようになっています。
 
ちなみに灰は無機物なので腐りません。しかし、ミネラルなので、それを必要とする生物はいます。
 
#炭化 #持続可能 #耐久性 # #無添加