大雨の被害で床上浸水すると最新住宅の弱点がみえてきます

今回の大雨で全国に甚大な被害が出、被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。
また、今回の水害は先日の北大阪の地震より桁違いの被害になることは間違いないと思われますが、そんな中、建物に浸水するということで、最新住宅ほど大変なことになることも知って欲しいです。

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特に最新住宅は気密性にこだわるため、プラスチックやビニール、石油製品を多用しているため、加水分解による劣化が著しく大きくなる。断熱材は水分の重みで下がっていく。

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壁の中に湿気が入りにくい状態なので、今回のように浸水しても壁の中は水が入らない訳がありません。ですから、壁の中に一旦、水が入ると、その後、水が出たとしても、湿気は出て行ってくれません。

こうなると、断熱材にカビが生え、柱や土台などの構造体は腐食して、集成材や合板は接着剤が剥がれ出し、見た目どうも無さそうでも実は体で言うと、ガンに蝕まれている状態になっています。

設備機器や電気製品、断熱材、内装材などは取り替えが効くとしても、構造体は取替えできません。

新築する時にこんな災害のことなど考えて建てる方はいないかも知れませんが、たかが床上浸水だとしても、全壊扱いにはならず、建替えるための費用は出ません。

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新築する時は北海道並の快適性をとるのか、その地域にあった呼吸する長持ちする家をとるのか、選ぶのは、あなたです。
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