インドネシアの珪化木

珪化木
木質構造シンポジウムに出席するため京都大学生存圏研究所に行ってまいりました。そこで、インドネシアの珪化木なるものを見つけました。よく見ると木の化石です。

珪化木とは・・・
 地層中に埋没した樹幹の細胞中に水に溶けた珪酸が浸透し、年代の経過とともに、樹幹全体が珪酸鉱物によって置換された木材化石の一種です。インドネシアの珪化木は新生代第三紀鮮新世(500万年~200万年前)の凝灰岩(火山灰が固結した岩石)質の地層から掘り出されたものです。日本では中生代、新生代の地層から見つかっています。

 珪化木に関する古植物学的研究(樹種同定の記載)や地球化学的研究(珪化過程の解明)は古くから数多く報告されています。

・樹種を調べると・・・
珪化木の樹種を調べるには、木口面、柾目面、板目面をダイヤモンドカッターで薄く切り出し、岩石薄片の場合と同じ方法で厚さ0.03mmの薄片を作り、光学顕微鏡で観察し、組織的特徴を調べます。

珪化木の化学成分は・・・
 主成分は岩石と同じように珪酸(SiO2)です。およそ60~90%を占めています。その他にNa、Mg、Al、Si、P、S、Cl、K、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、As、Se、Br、Rb、Sr、Y、Zr、Hg、Pbが含まれています。
 白い珪化木には炭素がほとんど含まれていませんが、黒い珪化木には600ppmのGa(ゲルマニウム)が含まれています。
木化石
珪化木を石の彫刻などに使用され、その欠片などは捨てずに内装のアクセントや外装としても使用しています。

木の化石からちなんで、ジュラシックウッドストーンと名付けたものを建材としてあります。他の家には見たことの無い木の化石を建物のデザインのアクセントにいかがですか?

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