江戸東京博物館 ~未来の家づくりは江戸時代に学べ(展示場は博物館に学べ)~

めざせロハスでオーガニックな無添加な家
江戸東京博物館 ~展示場は博物館に学べ
設計:菊竹清訓

先日、関東に行った際に東京の両国にあります「江戸東京博物館」行ってきました。無添加住宅では、「未来の家づくりは江戸時代に学ぶ」という本を発行していますので、江戸時代というものを学ぼうと思い、この江戸東京博物館へ行くことにしました。
もう1つ目的がありました。それは、住宅のモデルハウスやショールームは博物館にたくさんヒントが隠されているということです。それも見学するためでもありました。
今回は、特別展として、「江~姫たちの戦国~」も開催していました。NHK大河ドラマで「江」を見られている方は、行ってみてはいかがでしょうか。
建物は、昔から知ってはいましたが、まだ行ったことは無く、当時なんと不安定な建物で、スターウォーズに出てくるAT-AT(巨大な4本足の歩行兵器)に似ているなぁと思っていました。
あと両国という駅も初めて降りたのですが、国技館で明日から大相撲が始まろうとしていたし、駅周辺にはちゃんこ屋がこんなにたくさんあるのかと思いました。
館に入ると、とても大きなホールの中に入ったような感じで、巨大な大江戸日本橋を渡って、下を見下ろせば寄席をやっているというシチュエーション。なかなかの江戸時代の文化を少し感じさせてくれました。
江戸時代の武家屋敷の模型。 江戸時代の商人の町並みを模型で表現しています。商人の家は、通りに面していますが、裏では畑や家畜を飼って自給自足している。
江戸幕府の外交年表 戦国期関東城郭分布図
江戸火事絵巻 こちらは、体験コーナーで、千両箱の重さを実際もって見て、重さを体験できる。
ある大工の年間収支が円グラフで書かれています。支出の約1/2が塩・醤油・油・炭代で、米が1/4なので、食費と光熱費でほぼ3/4を占めているのに対して、
その下には、東京都内のサラリーマンの年間収支が書かれていました。食費は1/6、光熱費は1/30で、全体の20%しか占めていません。現代は、その他の豊かさの部分にお金をいかに使っているかがわかります。
江戸時代の家のつくりが見えます。壁の中がどうなっているのかも見れます。 こちらは、板張りの壁。


青梅の石灰は当時「八王子石灰」と呼ばれ、江戸城のみならず日光東照宮、駿府城・大坂城・名古屋城・二条城にも使用されたといいます。
石灰のできるまでを模型で表現しています。八王子には昔、石灰がとれました。
かわら版が要所要所に置かれています。 体験コーナーで、昔の家の中に入れます。天井や建具の高さがとても低い様子がわかります。

東京スカイツリーが近くにあるので、出来上がっていく様子が見えます。

●江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
午前9時30分~午後5時30分 (土曜日のみ午後7時30分まで)、※入館は閉館の30分前まで
休館:毎週月曜日休館 (祝日、振替休日が休館日に当たる場合は開館、翌日休館。大相撲東京場所開催中は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)休館。
Tel.03-3626-9974 (代表 ※午前9時~午後5時30分)
■JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分

自然素材の材料選び応援隊

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