自然素材チェック10ヶ条

めざせロハスでオーガニックな無添加な家
自然素材チェック10ヶ条

最近、自然素材をウリについてる工務店が急激に増加しています。当然、顧客がそう望まれる方が多くなってきているのですが、つい最近まで新建材で建築していて、急に自然素材を扱い出したという工務店もありますが、ちゃんとした知識をもってされているかどうか、お客様がチェックできるように10項目そろえましたので、吟味してみてはいかがでしょうか?
以上2つ以上該当する場合は、原因を確かめる必要があります。
この10ヶ条を説明しますと、
【1つ】 杉・桧・ヒバを内装材としてウリにしていないか?

  杉や桧、ヒバは木の良い匂いがします。この匂いの成分が実は揮発性油分なのです。これは、鼻から入って肺に入り、血液中の脂肪分に溶け込み、蓄積されます。また、脳へも行き、一時的に中枢神経を麻痺させます。この成分は防虫効果もあるため、長時間吸い続けると人間でも症状が現われてくる方もおられます。過敏な方は頭痛や赤面、めまいなどが起こります。構造材に使用するのは良いですが、内装材に使用する場合は、注意が必要です。

【2つ】 珪藻土や他の塗り材はバーナーであぶって化学臭はしませんか?

 珪藻土は特に自分自身が固まる性質が無いため、別の樹脂又はそれにかわる成分のものを混入する必要があります。多くは天然100%と表示されていますが、実際、バーナーであぶってみると、化学臭がするものは多いのです。

【3つ】 無垢床材の表面にツヤのあるものが塗られていませんか?
    またツヤのないものでもバーナーであぶって化学臭はしませんか?


 無垢材は基本的に湿気や空気を呼吸しますので、表面にツヤのあるものを塗ると、無垢本来の機能が損なわれます。また、塗ることによって、縮みやそりなどが防止されるので、よく使われるのですが、このツヤのあるものは、ウレタンというものが多く、燃焼すると青酸ガスが発生します。ツヤのないものでも、このウレタンを木の内部に注入しているものもあるそうです。一度、「ウレタン 燃焼ガス」で検索してみてください。

【4つ】 防蟻剤はなめても大丈夫なくらい安全なものですか?

 防蟻材でシックハウスにかかる方は多いのです。農薬に使用される有機リン系のものもあります。よく炭のようなものを防蟻材として塗っているところもありますが、炭はシロアリには効き目が無いようです。炭とは別の防蟻材が混入されています。床下に危険なものが散布されていて、室内と床下とが一体に循環換気されている構造も注意が必要です。

【5つ】 屋根・壁・床の隠れた下地に合板仕様となっていませんか?

 仕上材で隠れてしまう下地材に合板を使用しているケースはとても多いと思います。建てられる方がそこまで、こだわらなくてもと思われている方は良いのですが、この合板は化学接着剤で貼り合わせており、化学接着剤の寿命は約30年と言われています。

【6つ】 断熱材に水を含ませてから押して圧縮しませんか?

 断熱材に水を含ませて押し固めると、縮んでしまうものもあります。壁の中で、新築時は良いですが、年月が経つと縮んでしまい、上の部分は全然断熱ができていなくなる場合もあります。また、断熱材を燃やしてみて、化学臭はしませんか?

【7つ】 ホルムアルデヒド等F☆☆☆☆の基準に達して、安全と思っていませんか?

 建築基準法で定められているホールムアルデヒド等F☆☆☆☆の基準がありますが、ホルムアルデヒドは実は水溶性のため、体内に一時的に入っても蟻酸になり、水と二酸化炭素に分解されます。しかし、トルエンやベンゼン、ダイオキシンなどの揮発性油分は、分解されずに体内に入ると脂肪に溶け込み、蓄積されます。やがてその脂肪に溶け込んだ物質は容量がオーバーするとシックハウス症候群となり、また妊婦さんは胎児へへその緒通じて行ってしまいます。

【8つ】 自然塗料の成分に柑橘系の亜麻仁油等が入っていませんか?

 自然塗料の成分に亜麻仁油などの柑橘系の成分が入っているものもありますが、これは揮発性油分で、過敏な方には反応してしまいます。

【9つ】 収納や扉を開けてみて、匂いはしませんか?

 収納の中にまで自然素材で徹底していない方がいますが、新建材で作ってしまうと、衣服や寝具に様々な化学接着剤の匂いが染みついてしまいます。また、扉をいつも閉じているので、匂いは長期間滞留してしまいます。

【10つ】 抗菌効果や殺菌効果があるというものがありませんか?

 自然素材の住宅でよく抗菌や殺菌などという表現をしている建材がありますが、バイ菌にはいいかもしれませんが、善玉菌も殺してしまうことになり、アレルギーの原因にもなります。消臭するためのスプレー液などにも殺菌効果があるようです。しかし、漆喰は抗菌効果があるといいますが、実は麹菌という善玉菌は棲みつくことができるのです。

【おまけ】 畳は中国産や防虫紙、農薬に注意。

畳屋さんに聞いたところ中国産のいぐさを一度扱った時は、手が荒れてしまったとのことです。また、畳が原因で化学物質過敏症やシックハウス症候群にかかる方はとても多いのです。

自然素材の材料選び応援隊

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