乳酸菌とは、糖(炭水化物)を分解して主に乳酸を作り出すことによってエネルギーを得ている、いろいろな種類の微生物の総称です。
漬物の乳酸菌は、ラクトバチルス・プランタルムというもので野菜を漬けるとその表面に付着する有用菌。整腸作用に大きな効果があり、乳酸菌の増殖した食品を摂ることは、元々いる腸内乳酸菌の増殖を促す働きがあり、漬物に多い繊維も腸内乳酸菌の増殖に大きな力がある。乳酸菌は糠で漬けられた漬物に特に多く含まれています。 |
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乳酸菌は空気を好みますから、漬床に絶えず新鮮な空気を送ってやらねばなりません。
もし手入れを怠れば、空気の嫌いな酪酸菌がはびこって酪酸臭を生じ、漬物の風味を悪くします。折角の漬床を捨てる破目になります。
また、乳酸菌は塩分に強く、10%の濃度でも盛んに繁殖しますから、塩を加えて他の悪玉菌の生育を抑え、有用な乳酸菌の活動を助けねばなりません。 |
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