建築家「大江 匡」セミナーに参加しました

11月27日に開催された 大光電機主催の建築家セミナーに参加してきました。
講演テーマ「解放の速度」
開催会場 スイスホテル南海大阪
講師 建築家「大江 匡」氏【(株)プランテッキアソシエイツ代表取締役】
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建築家のセミナーは1年ぶりくらいですが、たまに行くと仕事上での刺激になって良いのです。セミナーと言えばいつもは建築家の作品をスライドで次々と紹介され、説明するといった具合なんですが、大江さんのセミナーはちょっと違っています。

まず、政治や経済などの社会情勢や歴史的な話が始まります。この話が30分以上続いていたので、参加している人もいったい何のセミナーに聞きに来たのかと疑うほどでした。それが、徐々に大江流トークの展開が始まってきました。

大江氏と言えば、設計業界のIT先駆者と誰もが認めるほど。それは、今までの建築家や設計事務所の考え方とは全く新しい。情報化のスピードというのは時代を変えてしまう。CADもいち早く導入した。ドローイングは時間の無駄。手で書いて何が良いのかと・・・。CGもフルレンダリングも早かった。そのコンピュータへの投資も大きい。

大江氏の経営する会社は6社あり、社員220名、売上48億円にも上るという。設計業務よりもどちらかというと、コンサルティング業務が多く、社員もあらゆる分野のプロを雇用しているという。ただ単に顧客の要望に沿った設計をするのではなく、顧客が経営する会社がより利益の生む企業になるように建物だけではなく、業務の流れからすべて改善する提案をされるという。→プロジェクトソリューション宣言。

設計事務所の若い人でも先生と呼ばれる。医者や弁護士もそう。もう先生と呼ばれていて、何も感じない人は次の世代に生き残れないという。先生と呼ばれている古い人間は速度とITによってほぐされる。大江氏自身、先生と呼ばれるのは不愉快らしい。私も昔ゼネコンの設計部にいた頃、協力業者の方や材料メーカーの方に先生と呼ばれたことはあったがむずがゆい感じがした。

大病院の先生で、先生が廊下を通る時に患者さんが礼をするのは、もう古い。しかも患者と呼んでいるのも古い。これからは、患者ではなく、お客様と呼ぶ。進んでいる病院ならお客様を待たせたり、不安にさせたりというのを排除している。ロビーにはお客様係というタスキをかけた銀行によくいるような人が立って、案内をしてくれる。今までは先生がピラミッドの頂点にいて、患者が末端だったのが、今は逆三角形に変わっているのだ。お客様の満足度を上げることが必要になってきている。

このような観点から建物の設計を提案しているという。

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